ヴァリアー
□2人の王子
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天才…
今まで言われたことがなかった
だから変にこそばゆい感覚に襲われてすべての熱が顔にあつまった
「…っギャハハハ!!なんでお前顔赤くしてんだよちょーうける!!ギャハハハ!!」
「あっいやっちがっこれはっ////!!!」
「そんなに照れられたらこっちも困るってのー!!ギャハハハ!!」
そっくりな双子の王子。腹かかえて笑いだした
笑いかたもそっくりってあるいみすごいと思う
「ははっ…はぁ〜ししっ、てゆーかさ、なんで莉磨はこっちきたわけ?」
「メイドだったらなんにもできねーじゃん」
やっと笑いおえたと思ったらまた質問をしてきた
…なんでって言われてもさ…そっちがいきなり連れてきたからなんだけども…
これってどういえばいんだろ…
悶々と考えていると、待ちくたびれたのか次の質問をしてきた
「じゃあ莉磨の夢は?」
「将来の夢。ちゃっちぃ夢だったらナイフなげっから」
なんだそれ…
夢なんかねーし…
夢があったらまだ私は生きたいと思えたはず
2人は期待の眼差しでこっちをみてくる
あー…どうしよ…
…あ。
「…王子様に…」
「王子様にどこか遠い所に連れて行ってもらうこと…」
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