ヴァリアー
□2人の王子
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「なぁ、お前さ強い?」
「このメイド服もうちょっと丈短めでいんじゃね?」
…なんでこんなことになってるんだろう。
〜1時間前〜
「…紅莉磨だな」
「おっさん…誰?」
「お前は私達ときてもらう変な抵抗をすると殺す」
「…いいよ、私を殺しておっさん」
「は…」
「お願いだから…
私を…
殺して…?」
自殺しようとした時、変なおっさんに話かけられて殺すっていわれたから殺してって言ったのに…
哀れむような目でおっさんは無言で私の身体をかかえて黒い車に私をのせた
もぅ抵抗する力がなかった、このまま私どっかに連れていかれて死んじゃうのかな
って…思ったのに…
「ちょっと話聴いてんのかよ」
「俺様の話を無視とはいい度胸じゃねぇか」
目の前の2人はいい玩具を発見したとばかりに話かけてくる
…うざい
黒い車からだされたと思ったらそこはでっかい城だった…
「いいか、これからお前はメイドとして王子につかえてもらう」
「…なんで私なの。他の人さがせばいいでしょ、9歳の子供にメイドやらせるなんてバカじゃないの」
「…9歳なのに勉強、スポーツ、なににいたっても優秀なお前にしかやれないんだ」
「!!?わたしにしか…」
「王子は歳の近いやつしかメイドにしないとおっしゃられて…王子は10歳でお前しか歳の近くて優秀なやつは他にいないんだ」
「……わかった、やってもいいよ」
「本当かっ!?」
「…でも、私が死にたいって思った時はさっさと私を解放して」
「…わかった」
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