ヴァリアー
□フランの髪型
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「おはよーフラン。」
「おそようございます莉磨先ぱーい。」
「おそようじゃないし。」
「いやー随分なおそようですよー?今12時ですもん。」
今日は私もフランも任務がなくて休み。
休みだったら二度寝するのが普通だと思うんだ私←
「で、フランなにしてんの?」
「みてわからないんですかー?ついに先輩の目が腐ったかー。」
「聞いてみただけですー。なんの本読んでんの?」
フランはソファーに座って本を読んでいた。
よく本読んでるよなこのクソガエル。
「主人公の女の子が彼氏に振られてすっごい髪型にするというギャグ満載な小説ですよー。」
「……なんでそんなの読んでるのさ。ってかどっから手に入れた!?」
「ベル先輩の部屋に落ちてたのでミーが心よく拾ってあげたんですー」
それを属に泥棒と呼ぶのだよフラン君。
ってかベルが持ってたという所からイロイロ突っ込みたいんだけどな。
「フランがそんな小説読むとかなんか似合わないんだけど。」
「ミーだってたまにはギャグ満載の本くらい読みますよー。莉磨先輩も読みますー?」
はいっと言って本を渡してきたフラン。
よむきがおきないよこの本。
普通振られたら髪切るとかなのにすっごい髪型にするって所からもうおかしいよねこの本。
ちょっとの好奇心で本を開いてみた。挿し絵をみてみると学生服をきた女の子が散髪屋で髪をモヒカンにしているという奇妙な絵だった。
「ルッスかよ…。」
「あ 先輩も思いましたー?そのほかにもレヴィ先輩みたいな髪型にしたりするんですよー。哀れすぎて泣けますよねー。」
相変わらずの無表情で言葉を発するカエル。
哀れすぎて泣けるって…どんな感想ですか…。
…あ そういえばー…
「フランって髪型かえないの?」
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