二次創作

□コイシテル 
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 「声、堪えずに出せばいいだろう。」
 「っ、る、さっ………………ぁあっ」

 言い返すために固く閉ざしていた唇を開いたその瞬間に、漆亀は優しくいじくり回していた胡鶴自身を強く握りこんで、その入口に指先を当てた。びくびくと体を震わせるその姿に、漆亀はにやりと口角を上げる。掌に包まれた胡鶴が解放されたがっているのをその熱さから感じる。かわいいとさえ思ってしまう、その宿敵の恥態。闇夜に浮かぶ白い肌に、月明かりがあたり頬が紅潮しているのが分かる。赤い髪が額に張り付いて、汗の玉がきらきら光る。薄く開いた唇からは切なそうな吐息が漏れて、胡鶴の限界を示していた。

 「なんだ、もう限界か?」
 「ちがっ………ふぁ、」
 「そうか?びくびくしてるぞ。」

 さわり、と優しくそれを撫でてやれば、また体を震わせる。俯いた胡鶴の顔の細い顎を手で支え上向かせた。瞳と瞳が交ざりあい、結ばれる。私の目はもはや、コイツの霰もなく悶えて解放を希う恥辱の姿しか求めない。だから、まだまだ虐めないと。私の嫌らしい感情は下半身に集まり、どくどくと熱を点しはじめた。

 「この、くそやろ………っ」
 「…………悪い口だな?」

 その唇に指を這わせ、形をなぞってからお互いを重ねた。口を固く閉ざすやつの唇を舌で湿らせ、唾で濡らす。こじ開けるように優しく隙間を舐め、唾のぬめりを借りて、中に侵入した。歯茎を舐め、歯列にそって口腔内を犯した。

 「ん、ぅっ、…………」

 くちゅ、くちゅと私が歯を舐める音が漏れる。中々強情な奴に、私はだんだんと痺れを切らした。手を、さわりと胸まで下ろして、桃色に染まって立ち上がりかけ存在を主張し始めたそれを指で摘んで押し潰してこねる。

 「ん、んーん!!?クチュ、んっ」










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