Starry☆Sky

□Starry☆Sky〜木ノ瀬梓〜
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「桐島先輩。これから街へ行きませんか?」
「いっ今から!?」
「はい。そうです」
他の人に聞こえないようにするためか梓君はささやくように言う。
そのせいで私の耳には梓君の息がかかりつい私は赤面してしまう。
「駄目、ですか?」
「べ…別に、駄目じゃないよ?」
私が赤くなっているのを見てか楽しそうに笑う梓君。
そして私の同意を得るとこういったのだった。
「それじゃあ行きましょう。先輩!」
「へっ!?あ、うんッ!!」
私は急いで荷物を鞄に詰める。
そして梓君の後を追うように教室を出て行った。
それから校門まで来て、私と梓君は並んでバスを待つ。
「先輩。宮地先輩から教えて貰ったお店行きませんか?」
「いいよー宮地君のオススメなら美味しいんだろうね」
「はい。宮地先輩ですから」
私達はそんな他愛もない会話をしていた。
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