Starry☆Sky

□Starry☆Sky〜木ノ瀬梓〜
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今日、星月学園のテスト期間が終わった。
「はぁー…疲れた……」
宇宙科2年の机に私はひれ伏していた。
周りの人たちは友達と話している。
そんなくったりしていた私の所に彼が来た。
「先輩、お疲れ様です」
「んー…?梓、君…?」
「正解です、先輩。ぐったりですね」
梓君は少しだけ楽しそうにクスッと笑う。
「相変わらず余裕そうな顔しちゃって」
「今回は簡単なほうじゃなかったですか?」
「そんなことないって全力で否定しても良いですか?」
相変わらず机に突っ伏したまま梓君を見上げる私。
そんな私を楽しそうな笑顔で見下ろす梓君。
どう考えてもアンバランスすぎる。
「否定はやめてくださいよ、桐島先輩。でも宇宙科ですから、難しいのは当たり前なんでしょうね」
「星月で一番レベル高いんだもんねー…」
「はい。お疲れ様でした、先輩」
そういうと未だに突っ伏したままの私の耳に口を近づけてきた。
そしてそのまま梓君はこういった。
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