◎勤行・唱題をきっちりしよう♪◎

 大聖人様は御書(ごしょ)に「法華経(ほけきょう)のなかで一番勝れて(すぐれて)いるのは『方便品(ほうべんぼん)』と『寿量品(じゅりょうほん)』であるから勤行では方便品と寿量品を読み、唱題しなさい」といわれています。だから、大聖人様のされたように私たちもおこなうのです。
 また、御本尊様に向かって南無妙法蓮華経と唱えることを「正行(しょうぎょう)」といい、方便品と寿量品を読むことを「助行(じょぎょう)」といいますが、これを私たちの食事にたとえると、南無妙法蓮華経は主食(しゅしょく)であるご飯にあたり、方便品と寿量品は副食(ふくしょく)であるおかずにあたります。主食であるお題目、つまり、ご飯の味を助けるのが副食である方便品と寿量品です。
 したがって、どちらが大事かといえば、正行であるお題目をとなえることが主であり、大事です。そして、お経を読むことは、そのお題目をとなえる行を助ける行であるということです。
 また、お経を先に読み、後から唱題するのは物事(ものごと)は浅(あさ)きより深(ふか)きに至(いた)る順序(じゅんじょ)が大切だからです。そのために、浅い方便品から読み始めて、次に一番深いお題目をとなえるのです。
 朝夕(あさゆう)の勤行を欠かさずにきちんとすることが大切なことは、私たちが食事をとることに似ています。勤行をしたり、しなかったりの人は、私は昨日食事をしなかったから今日は食べなかった。あるいは、三日前に食べたから、食べなくても良いといっているようなものです。これでは元気が出ません。だから、しっかり勤行をしましょう。




※大阪布教区広報誌『祖 道』より記事をお借りさせていただきました。

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