マ王

□男のプライドはあっけない
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グウェンの精悍な顔つきが俺にゆっくりと近づいてくる。
無駄に顔も良いから、俺の心臓は今にも爆発してしまいそうだ。
啄ばむ様なキスを顔中にされ、俺たちは甘い雰囲気に包まれる。


「っ、あ」
「可愛いな」


さっきとは打って変わった恋人の雰囲気に、自然と体温が上がった気がした。
グウェンの部屋が好色に包まれた感じもする。


「で、でも俺だってグウェンを・・・」


そうだ。俺だってグウェンを愛してるからこそ、抱きたいと思う。
グウェンに気持ち良くなってもらいたいと思う。


「まぁ、まだ抵抗するって言うならそれでも良い。ねじ伏せればいいだけの事だからな」
「・・・え?」


甘かった空気が一瞬にして消えた気がする。
俺の背中を冷や汗が一粒伝った。
恥ずかしいとかじゃなくて、恐怖でグウェンの顔が見れない。


「で、どうする?」
「・・・下でいいです」


男のプライドなんてそんなものさ。


fin.
――――――――――――
グウェン誰お前ww
BL小説書いてれば、1度はやりたいネタですよね←
いやーしかし、ギャグは書きやすい!ww
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