マ王

□大人と子供
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ああ、今日はとても良い天気で野球日和だな。コンラッドでも誘って球場にでも行こうか。うん、それがいい、それが。
だから誰か・・・


「おいユーリ! お前はどこを見てブツブツ呟いているんだ!」
「ヴォルフラム、お前は紳士として態度がなっていないな。いいか、女性を扱うときはまず礼儀、言葉づかいからだ」
「しかし眞王陛下! あいつはどうしようもない尻軽でして・・・」
「仮にも愛している者に、尻軽だなんて低俗な言葉を使うものではないぞ」
「う、すみません・・・」
「うむ、分かれば良い」


誰か俺をこの空間から逃げさせてくれ!!
てかヴォルフ、眞王の女性扱い発言に突っ込め! 俺は女じゃない!


「それに、眞王! 何であんたが実物大で俺の寝室に居るんだよ!?」
「なんだ、俺がここに居ては駄目なのか? あとここはもともと俺の寝室だぞ」
「人の揚げ足を取るな! 今は俺の寝室なんだから、この部屋の権限は俺にあるっ」


この人は、俺が眞王の言葉を否定するごとに、とても楽しそうな表情を浮かべる。
俺はその心情をよく理解できない。自分の意見を否定されて嬉しいだなんて。マゾか。
音で表現するならば、にやにやと変態くさい笑みを浮かべる眞王を睨み返してやる。


「あんな可愛い顔して睨まれても、全く効果が無いよなぁ、ヴォルフラム」
「ええ、まったくです」


この異世界の美的感覚はぜってー狂ってる。
こいつ等を地球に連れてったら、そこら中イケメンだらけじゃんか!


って、しまった。俺さっきから突っ込んでばっかり・・・。どうにかして眞王だけでも追い出さなければ。
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