Novel2

□南雲教授の心理分析
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「向坂向坂っ!・・・ここだけの話だけど、心理学の教授が特別に俺達2人を行動心理学で分析してくれるそうなんだ!!」

「俺もですか!?・・・いや、いいですよ。」

「いや、もうこの部屋の外で待って貰ってるんだけど・・・。」

「えっ!?」




正直、困るな・・・。心理学の教授はどこまで分析出来るか知らないけど・・・



俺が『犯罪プランナー』だということがバレないように用心しないとな。




「どうぞ教授、入って下さい!」




ガチャ・・・




「こんにちは。稜南大学で心理学の教授をしている南雲です。」

「忙しいのにありがとうございます。」



加藤さんがお礼を言ったので、続いて俺も言うことにした。

「初めまして。今日はありがとうございます。向さ『あれ、寺西くん!?』・・・・・・えっ?」



教授がいきなり割り込んできた。


「ここにいたんだ〜!凶行捜査課のみんなが朝から居ないって騒いでたよ。室長さんも電話繋がらなくて困ってたから連絡してあげてね!・・・あ、すいません。電話が。」



教授は電話で何か話している。(「室長さん、寺西くん城西署にいたよ。・・・いや、何でか知らないけど。」・・・とか話してた。)



「すいません。どうやら事件が起きたみたいなんで失礼します。寺西くん、先に行くね。」



そう言って教授は部屋を出た。





・・・一応確認するけど、俺さ、向坂さんになってるんだよな?・・・寺西さんじゃないよな?



−END


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