Novel2

□ジャムパンを禁止!?
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それは昨日・・・



「ん?・・・あれっ、」
「どうしたんですか、教授?」
「なんか・・・痛い。」



奥歯の辺りが激しく痛みだした。そういえば、最近少し痛みは感じていたけど。
・・・まさか(。。;)!!



「虫・・・歯・・・?」
「それしか考えられないですね。」
「・・・行かなきゃ駄目かな、やっぱ。」
「当たり前じゃないですか!治りませんよ、多分。」


・・・多分って、

「・・・歯医者に行ったことないの?」
「はい、一度も。」



室長さんならありえるかも知れない。・・・なんかそんなイメージある。



「今日行かないと、明日は講義がたくさんあるんじゃ無かったですか?」
「でも、いや・・・あの、」
「・・・教授、歯医者怖いんですか?」
「そっ、そんなことっ!」


僕がうろたえてると、分室の扉を叩くノックが聞こえた。

「な〜に騒いでんだぁ?お二人さんよ。」
「「杉浦さん!!」」



・・・もしかして、騒ぎすぎて腰に響いたかな(汗)



「ん?どうしたんだ教授、なんかいつもより様子がおかしいなぁ・・・。」
「実は・・・僕虫歯になったみたいなんですよね。」



さすが杉浦さん、鋭い。
長年刑事をしてきたからか、人をよく見ている。



「でも教授が歯医者に行きたがらないんです。」

「虫歯ぁ?そんなら歯医者行かんでも大丈夫だろ。」


えっ!?ホントに!!?
僕もそれは知らなかった。年の功ということか!!
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