左目探偵AFTER
□お前は誰だ!
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「兄ちゃん、久しぶり。なかなか来れなくてごめん。今日は新しい花持ってきたよ。」
これを見ているみんな。みんなには家族はいますか?こんな俺にもいた、優しくて、頭がよくて、格好いいたった一人の大切な兄ちゃんが・・・。
まあ、色々あって兄ちゃんは死んでしまったけど。
でも俺の『左目』で生き続けてるんだ・・・。
「昨日やっと計画の謎が解けたんだ。やっぱり兄ちゃんの計画は難しいよ・・・。
でも、『左目』が教えてくれるから大丈夫!」
そう言いながら俺は、兄ちゃんとよくした『サイン』をしてみた。
「これ覚えてる?兄ちゃんとよくしたよね。これすると思い出すんだ・・・優しくて、頭がよくて、格好いい兄ちゃんのこ
『それは本当だと信じますか?』
・・・・・・誰?」
俺は咄嗟に振り返った。
そこには・・・
俺は本当は『何で?』と言いたかった。でも、目の前の状況がそれを拒んだ。
だって、さっきの声は−−
「・・・・・・兄ちゃん?」