Real

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つぶやきとか。妄想とか。結構カオスってるかも。

「もちろん脳内で起こってる現象に過ぎないけれど、何故それで現象が本物ではないという理由になる?」

ーーBy ダンブルドアさん
◆久しぶり 


どうしようもなくなったとき、人は過去に答えを求めるのかもしれない。数年ぶりにこのサイトを訪れて、過去に全力で恋をしていた自分に救いを求めに来た。

今、高校生のような恋をしている。
過去も未来も、すべてを真っ白にするような恋。

どうしようもない恋だと、そう片付けるのは簡単だ。でも、どうしようもないと言うのは錯覚なんだろう。いつだって選択肢は自分の手の中にあるのだから。

未来のことを考えると怖くて、引き返したくなる。でも彼を失ったときの恐怖と喪失感が残ってるから、自ら手放すのが難しくなっている。

問題を先延ばしにしている。努力するか諦めるか、選択肢はいつだってこの2つだとハチクロの先生は言っていたけれど。

彼は、私が離れることを望むなら、はっきり言えと言う。でも俺はお前と一緒にいたい。お前から振らない限りは、手放すつもりはない。今までの人生の敵を全て蹴散らすようなその鋭さのある瞳で、私に訴えた。
私が、求めてくる男を拒絶するのがとても苦手だと言うことを知っていながら。簡単に逃すつもりはないと、離れるのであれば、それ相応に傷つけば良いと、復讐心のこもった瞳で見つめながら。

彼のことを愛しているのか、と聞かれたら、はっきりとは答えられない。
きっと私は、彼に愛されていると言う感覚が心地よくて、自分が可愛いのだ。彼といると自分がとても価値のある人間のように思えてくる。

あとどれだけこの時間が続くのだろうか。
自らの手でカーテンを引くと言う覚悟が私にはできていない。いつでも引き返せると自分に言いながら、引き返せなくなっている。


2020/05/25(Mon) 11:41

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