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□一番近くにいたい
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金太郎side


白石蔵ノ介

ワイの先輩兼恋人



そして今日は白石の誕生日





「はぁ…」

ワイは携帯の画面を見ながら珍しく大きなため息をした。すると近くで制服に着替えていた光に変な目で見られてもーた。


「お前がため息なんて珍しくて気持ち悪いわ」

「気持ち悪いはよけいや!」


むー光はいっつも意地悪や!ワイかてため息ぐらいするわ!



「どうせ白石部長関係やろ?」

さすが光や。分かっとるな!


「やって…白石今日は会えんかもしれへんって…」


白石達は卒業して今は高校生や。毎日は会えへんけど時々休みの日などに会ったりしとる。やけど、まさか白石の誕生日に会えんなんて…



「それより金太郎。お前プレゼント用意したんか?」

ん?プレゼント…

「ああー!!忘れとった!」

白石に会うことだけしか考えとらんかったわ…。
どないしよう…



「そんなことやと思ったわ…。ほら行くで」

「へ?行くって何処にや?」

「アホ、プレゼント買いに着いてったる言うとんのや」


光…(泣)

「やっぱ優しいな!光は!」

「そのかわりぜんざい奢るんやで」

「えぇ!?なんでや!」

「ほら行くで」

「えっ、待ってーや!」




光にぜんざい奢るんは納得いかへんけど白石にピッタリなプレゼント選んだるで!






――――

白石side


「はぁ…」

パコンと携帯を閉めて俺は大きなため息をついた。



今日は俺の誕生日。金ちゃんに一番祝ってもらいたかったんやけど…



「なんで今日に限って練習が長いんねん!!」


ゴフッ!


あ、俺が急に叫んだから謙也が驚いて飲んでいた飲み物盛大に零したわ。




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