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□四天宝寺のコスプレくん
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この前は千歳はんが持って来はった薬?で大変なことになったわ…。でもその時アタシ思ってしもたんよ。
これってまるで…
コスプレみたいやって!
やから今度はアタシのばんやで
――――
「…これはなんや小春…」
「なんや蔵リン。ホンマは分かっとるんやろ?」
「いや…分かっとるけど」
アタシは早速部長である蔵リンにコスプレ大会をするという報告をするついでに皆に着てもらう服を見せた。蔵リンはコスプレが苦手。やけどそんなん関係あらへんわ。
「コスプレ大会…部活と関係ないやん」
「あら、それならウチらのお笑いテニスも関係無いじゃない」
「いや…それは…」
「蔵リンはお笑いテニス嫌いやったんやな…。ならもうお笑いテニ「ええよ!大会でもなんでもしてええから!」
やったこれでできるで
でも蔵リン…絶対あなたはコスプレ大会してよかったって思うわ。
――――
てなわけで早速皆にコスプレしてもろたで。
ん?なんのコスプレかって?それはもちろんフリフリのスカートのメイド服やで!
「なんで俺らがメイド服なんて…(泣)」
「ま、しゃーないすわ」
「仕方ないばい…」
「う…やっぱコスプレ無理やわ…」
あらあら皆嫌がっとるわ。ユウくんだけはノリノリね。
「どや小春!似合っとるか?!ま、小春のほうが似合うけどな!!」
「あらユウくんありがと」
でもまだあの子が出てきてないんや…。
シャッ
あっ出てきたわ。
「あっ!白石ー!」
「金ちゃん!!」
ガバ!
蔵リンはメイド姿の金太郎はんに急に抱き着いた。予測通りや。きっとこの後…
「金ちゃん!俺だけのメイドさんになってや!!」
周りを気にせず蔵リンは叫んだ。もう蔵リンたら金太郎はん顔真っ赤やないの
「白石何言うとんねん!」
「金太郎は俺のメイドっすわ!」
「金ちゃんむぞらしか!」
一応コスプレ大会やから一位を決めるんやけど…断トツで金太郎はんやな!
可愛い金太郎はん見れたから大成功や
(小春ありがとな!)
(ん〜ええって!そのかわりこれから一週間に一回コスプレ大会開いてな?)
(えっ…?!)
END