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□四天宝寺の実験くん
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あ〜今日も暑っついわ…。
あ…どうも四天宝寺テニス部部長の白石蔵ノ介です。


最近は暑い日が続いてるので水分補給は欠かせんのです。
時々部員の誰かがアク○リアスやポ○リスエットとかのスポーツ飲料を持って来るんですけど…今日はなんとあの放浪人、千歳千里が持って来てくれましたー!


「わぁー飲んでええん?!」

「いいばい。金ちゃん飲み」

「ワイが一番乗りや!」

「皆も飲みんしゃい」

まぁ、色は変やけど皆美味そうに飲みよるからええか。



ゴクゴク


ん?変な味…

シュウウウ!

すると急に身体が白い煙に包まれた。




「し…白石…!頭…」


煙が晴れると謙也が俺の頭を驚いた顔して見とった。俺は頭に何があるのかと思いながら手で頭を触ったら…


何かに触れた…!

「な…それ…動物の耳やないん…?」

謙也に言われ近くの鏡を見たらピコピコ動く動物の耳が着いとった。


「そうかもしれへん。引っ張ったら痛いわ…。って…謙也、自分の頭にも犬の耳が着いとるで…」

「ええ!?ほんまか?!」

よく周りを見てみると何人かに耳と尻尾が着いとった。

謙也は犬、財前は黒猫、金ちゃんは豹(やっぱり…)俺は…

「なんやろ犬か?」

「狐やないんですか」

財前が欠伸をしながらさもめんどくさそうに言ってきた。


「狐か〜なんか白石ぽいな」

「せやな…って感心しとる場合やないやろ。こんな風になった原因がある筈や。戻る方法考えな…」



「白石〜暇や〜!」

金ちゃんが眉を寄せながらさせながら言ってきた。耳がピコピコ動きよる。可愛ええな。

「謙也…戻る方法は後で考えよや」

「?お、おう?」




――――

数分経って解ったこと…この半動物化は身体にもかなり影響を与えるみたいや…。
謙也なんかラケット関係無しでボール追っかけよるし、財前なんて日向ぼっこしながら寝とる。
金ちゃんは…俺の尻尾で遊びよる。


「白石の尻尾ふわふわや〜」

「金ちゃんの尻尾は細くて綺麗やな」

「白石の尻尾のほうが白くてサラサラで綺麗や!」

…金ちゃん嬉しいで。


でもそろそろ戻る方法考えな…。
せやこんな風になったのは千歳の飲み物を飲んでからや。なら千歳に聞けば解るかもしれへん!



「千歳!自分なんか知っとるか…って…」

千歳に何か聞こうとしたらなんと千歳には熊の耳が着いとった。


「白石…どげんしたら元の姿に戻れるんかね(泣)」






誰か戻り方を教えてください!(泣)


(実は顧問の遊びだったりそうじゃなかったり)

(このあと戻れたかは本人達しか知らない(笑))





END

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