Believe

□テニス
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スポーツ?


テニス?



――――



「俺は白石蔵ノ介や」


白石…


「あ!」

「な…どないしたん?」

「白石って…あんたがテニス部の部長か!?」

「せやで?」


「はぁ〜…やっと会えたわ」

てか、部長ってむっちゃ格好ええやん!


「やっと会えたっちゅーことは俺のこと探しとったん?なんかすまんな」



すると白石は少し困った顔をした。困った顔も格好ええわ白石。


「自分名前は?」

「遠山金太郎や!!」


「金太郎…なら金ちゃんやな」

金ちゃん…。なんかしっくりくるな!



「ワイ、テニス部に入るんや!よろしゅう!」

「ん、よろしゅう金ちゃん」








ウチと白石はそれから数分話してから部室に戻った。


中に入るとさっきはおらんかったヘアバンドとオネェ系と大仏みたいなのが増えとった。

「あら!可愛い子やね。この子がさっき言いよった子なん?」

この人迫力がハンパないわ…!オカマってやつかいな?


「そうです。コイツが遠山金太郎ですわ」

「せや自己紹介せなあかんな」

渋い声がした方を見てみたら(ウチから見て)地味そうな兄ちゃんがおった。
全然気付かんかったわ



「兄ちゃん…地味やな!」

「元気に地味言うな!俺は副部長の小石川健二郎や」

「副部長やったんや!?」

てっきり副部長もおもろい奴かと思っとったんやけどな〜。


「次はアタシね金色小春よこ・は・るって呼んでね


ハートがいっぱいや!それとこの人やっぱりオカマや。

「小春って呼んでええのは俺だけや!」

「あらユウ君、別に良いじゃない。それより自己紹介

「うぅ…一氏ユウジや」


ウチ敵意向けられとるんやろか?嫉妬深い兄ちゃんやな。


「最後は俺やな。名前は石田銀や。よろしゅう」

「おん!よろしゅう!」


ほんま大仏みたいな奴やな。毎日拝んだほうがええんやろか?


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