It is a sunflower!!

□第9話
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「ぐずぐずしてるヒマはないよっ!!」

「そんじゃおれ達ァ作戦通り先行する!援護は任せとけ!!」

「オイそこ二人はこっちじゃねェのか」

フランキー一家にまじるナミと、そげキング…

どっちも危険なんだから意味ないだろ



「あれ?ルフィは?」

チョッパーが言った


「え?」

「さっきまでここに…」

そのときフランキー一家の一人がルフィを見つけた

ルフィはエニエス・ロビーの柵に乗っている



「何やってんだあいつは勝手にーーっ!!」

「あの人作戦全然わかってねェーーーっ!!」

パウリーとザンバイが叫んだ



「わはは…」

「ムダだった」

「“わかった”って言ったよな」

「5分“待つ”とか、ムリだから」

「そりゃそうか」

一味の反応はこんな感じ…

ザンバイとパウリーたちがエニエス・ロビーへ向かっていった




「…うん?」

視線を感じる…てか視線が刺さってる


「サンジ…なに?」

「………」

視線はサンジのものだった

じれったくなりこちらから声をかけると


「それ、海楼石だよな…」

「あー、うん…そうだよ」

「お前大丈夫なのか?」

「……?」

いまいち意味が分からない

今ちゃんとこうして、戦いに備えているときにそれを言うのか



「能力者が海楼石をつけられれば海に入ったように力が抜けて、能力も出せないんだろ?」

「そうだねぇ」

「そんな状態で、大丈夫なのかって聞いてんだよ」

「…まァ確かに」

サンジの言葉に頭を下げた


「今おれは多分、この中で一番弱いかもしれない…でもじっとなんてしていられないよ」

「シーク…」

「大丈夫、足手まといになるようなら切り捨ててくれていーから」


そう言って笑うと、サンジがしかめっ面をしておれを殴る前に

後頭部に強い衝撃が…



「…っ、いてぇ…」

「バカなこと言うんじゃないわよ!」

「……すいません」

ナミの威圧感に負けて何も言えなかった



「足手まといになったら、イヤでも引き摺ってく」

「あー…リアルだからやめて」

サンジの言葉に苦笑したが、少し嬉しかった




「さァ5分たったよ」

ココロさんの声が聞こえる


「門が二つ開いてるハズら!侍マン鉄柵を頼むよ!!」

「任せとけ…!!」

ココロさんがゾロに合図をし
ここからエニエス・ロビーへかっこよく列車で乗り込んでいく、はずだった







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