It is a sunflower!!

□第8話
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ロケットマンが水路を飛び出た


雄たけびが聞こえたかと思うと、大きな衝撃と列車の後ろに刺さる鉄


「無茶すなー!!」

とゾロが怒鳴った

全くだ…



「シーク、その刀どうした」

「これか?…さっきちょっとね、借りた」

「へェいい刀だな」

「だろ、さすがゾロ…あげないよ」

「…別にいらねェ」

あ、今ちょっと考えた

でも借りただけだしな…



ココロさんの放送が入った

「運転室より緊急連絡!これから線路をつかむと急激に速度が上がるよ!!軽症で済むようにしっかりしがみついてな!!」

「とりあえずケガはするんだ」

「もうダメ…」

キリがついて力が抜けた

その場にどさっと倒れ込んだ


「ちょっとシーク?大丈夫!?」

「んー…疲れた、だるい…」

「ほんと何やってんのよ、あんた」

「申し訳ないっす…」

手錠をみてふかーい溜め息をついたナミ

ゾロにも同じような反応されたな…


だって、だってカクが…!



「うわああああん!」

「うおっ!?なんだ急に!」

ゾロに軽く蹴られてしまった



「お前そんなんで戦えるのか?」

「うーん、CP9とは無理かもだけど…その辺の海兵や役人ぐらいになら負けない」

「当たり前だ」

「足ひっぱんないよーに、頑張りまーす」

「バカが…」

倒れたまま右手を上げると、頭上から呆れたような声が聞こえた



「?」

運転室からココロさんの叫び声が聞こえる…なんだ?

ふと顔を上げた瞬間



「っ!!」

がくんっ

と後ろに引っ張られる



「うおああああっ!!!」

ロケットマンは線路をつかみ猛スピードで進み始めた

ごろごろ転がり列車の後ろで頭を打った



「うう、痛い…」

気付けばいろんな人が避難していた

なんか一気に人数が増えてる…




「ハァ、あー………」

「いたたた…」

「ものすげー加速だ……!!」

「んがが!加速でなく暴走らよ」

「腰うった…」

「いやいや、びびった!!」

口々に感想を言うみんな

っていやおいおいおい…



「ちょっと待て、この車両におかしな奴らがいるぞ」

ガレーラの職人が乗り込んでいた

パウリーと、寝癖のおっさんと声のでかいおっさん

ごめん、まだ名前知らねェ







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