It is a sunflower!!

□第4話
1ページ/6ページ






バンッ!

と大きな音をたて、半泣き状態のチョッパーが出てきた

扉の前に居た皆がチョッパーに注目する


「二人共…心臓が……動いた!!!」


「やったーーっ!!」

みんな立ち上がって喜んだ

チョッパーが医者らしくみんなを制しているが、サンジの褒め言葉に体をくねらせた


「よかった…」

一時はどうなるかと思ったが、乗り切れて本当に良かった……


「ナミ、船は?出すのか」

「出さないわよ、船長がアレだし…記録はもうとれてるけど、今日はここで停めましょ」


船もここで止まるみたいだし

みんなゆっくり休んだほうがいいな



「おい、シーク」

「ん?」

縁に肘をのせ、海を眺めているとサンジに呼ばれた


「お前、今日……」

「サンジ?どした??」

「いや…」

サンジは考え込むようにしたが、頭をふった



「お前が乗ってきた船、ずっと連れてきてたけど、どうすんだ?」

「あー、そうか…忘れてた」

確かに風に乗せて船を連れてきていた

なかに服やら必要なものがある



「必要なものはこっちに移して、船はどっか流しとくよ…邪魔になるだけだし」

「そうか」

「うん……?」

頷いたおれに、サンジが近付いてくる

顔をがん見され、なんだか気まずい…目を逸らそうとしたら頬を両手で包まれた



「サンジ??」

サンジが頬をさすった

そこは青キジに凍らされたところで、凍傷になりかけた場所

サンジの右足にも包帯が巻いてある



「荷物移すのは明日にしろ、今日はもう休め」

「あ、うん…わかった」

サンジはそう言って離れていった

かすかに温かみが残る頬を触る、なんだったんだろう…

サンジはいったい何が言いたかったんだろ?



「あれは、絶対なにか言いたげだった」

「そっとしといてあげなさい」

「あ、ナミ」

「言いたいことがあれば、そのうち言うわよ」

「そうかなぁ…」

ナミの言葉に首を傾げた



「あんたもよ」

「えっ」

「言いたいことははっきり言いなさい」

「いや、別にそんなの…」

「それに、隠し事なんてするもんじゃないわよ」

「……はは、りょーかい」

困ったように笑うと、ナミは呆れたように溜め息をついて戻っていった

ほんとに、この一味はこわい

とくに女は鋭いから…要注意だね



その日の夜

みんなは早めに眠りについた

まーでも皆は布団にはつかず、ルフィとロビンの周りで雑魚寝やら、机に頭をのせて寝てる


おれも壁に背を預け、眠りに入った







.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ