It is a sunflower!!

□第3話
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「あ…やば、そろそろ戻らないと」

ルフィと割れ頭の決闘はフォクシー海賊団の船で行われていた

周りには観客席だと思われるものが

皆の姿も見える、と、その前にルフィの様子を見てみよう

どうやら船内にまで移動したみたい、すごい振り回されてるようだが…


「おーい」

「おっそいわよ!一体どこ行ってたのよ!?」

「あ、えー…と、ちゃんと見てたよ…上の方で」

「ウソつくな!!」

「いひゃひゃっ!」

ナミに頬をつねられる

そのままグイーと引っぱられ、涙が出てきた

ゴムじゃないから伸びないし、痛いです…!!


「半分はウソだけど、半分は本当です…」

「どういうことよ」

やっと離してもらい、頬をさすりながら応える



「さっき中を覗いてきたんだけど、やっぱ振り回されてるね…ノロマ光子もやっかいだ」

「お前どーやって入ったんだ?全然見えなかったが…」

「あー、ほら…おれ空気だし」

「なるほど…」

ウソップは顎に手をあて頷いた

てかその格好なんだ…



船に目をむけたその時、爆発音が響いた


「おっと甲板で動きがあったよ!!」

砂煙が上がっている



「さァ形勢はどっちだ!?はたまた、勝負はついたのかな〜〜!?」

砂煙のむこうに影が見える



「影が二つ!!立っているのは、オヤビンだ〜〜〜!!!」

「ルフィ!」

ルフィが真っ黒に焦げてる

おかしいだろ、なんでパンチで焦げるんだ

また卑怯な、こざかしい手を使ったんだろう


「見て」

ロビンの言葉で、甲板に目をやった


「立った〜〜!!麦わらのルフィ!!もうノックダウンかと思いきや、立ち上がったよ〜〜!!!」

声援やら何やらで、声がいまいち聞こえない



「ルフィ…フラフラじゃねーかよ……!」

思わず唇を噛み締めた

甲板まで行って、助ける事だってできる…ルールなんて無視したっていい

でも、ルフィは絶対喜ばないんだろうな


「これじゃリンチじゃねェかよォ!!!」

ウソップが叫ぶ

ノロノロビームとやらで、動けないところを殴られている

もうリンチにしか見えない


またルフィは立ち上がる


「…おれの仲間は…誰一人……!!!」



ねぇ、ルフィ




「死んでもやらん!!!」




その仲間に、おれは入ってる?




「また立った、麦わらァ〜〜!!!」

大きな声援が、また上がった








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