It is a sunflower!!

□第2話
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「デービーバックファイト?」

おれ達の船は変な船首の船に塞がれてしまった

デービーバックファイト、ああ、最悪だ

その言葉には嫌な思い出が、というか嫌な思い出しかない


どうやらゾロとナミは知らないようだ、まー知らないほうがいいと思う…


「“デービーバックファイト”ってのは“人取り合戦”の事さ!!おれ達が挑むのは“3コインゲーム”!!」

「3本勝負だ!!」

「ご丁寧どーも、あー胸クソわりぃ」

そう言って顔をしかめた、本当に舌打ちをしたくなった

どうやらさっき会ったまとまりのない船は、こいつらに負けたらしい

それで14人と旗を回収された、それなのに元船長は笑っている

あー、マジでイラついてきた…



「…バカバカしい!私達はそんなゲームの申し入れ、絶対に受けないわ!!」

ナミが怒鳴るが、船の上からバカにしたような声が聞こえる

あいつらの言うとおりだ

これはおれ達ではどうにも出来ない、船長であるルフィが決めることだ…


「お前達も全員、ゲームの参加者となるのだ!!」

ああ、そうだ、その通りだよ


「その通りだナミさん…これは海賊の世界では暗黙のルール……!!逃げ出せばこの世界で大恥をかく事になるぜ!!」

「いいじゃない、恥かくくらい!!」

ナミが怒鳴った



「生き恥をさらすくらいなら死ぬ方がいい」

「右に同じ」

「何よそれ、二人ともっ!!」

怒鳴ったと思ったら、ナミはキッとおれの方を向いた


「えーっと、おれも生き恥をさらしたくはないかな」

そう言えばナミにもの凄い睨まれた、なんでおれだけ!?


「諦めなさい…男ってこういう生き物よ…」

「んもーっ!!じゃルフィを止めなきゃ!!」


ルフィが止まるとは思わない

でもナミが走り出した、だがその時…



ドンドォ…ン!!

銃声が響いた



「まさか……!!」

「あーあー、受けやがった……」

「望むところだ……」

「面白そうね…」

「もー面倒だなぁ…」


「ゲームを受諾した〜〜ァ!!」

ムカッときたので、船の上の奴らを睨んだら、黙った

ちょっとスッキリ…



一気にまわりはお祭り騒ぎだ

花火が上がったり、屋台が出ちゃったり

もうなんだんだコイツら、まじバカなのかな



「さーーて野郎共っ!!騒いじゃいやんっ!!」

相手はフォクシー海賊団というらしい

その仲間のポルチェとかいう、いやにセクシーな掛け声がかかった


「“敗戦における3か条”を今から宣誓するわよ!!」

もう知っているので、聞き流した

というかナミの沈みようがやばい…



ルフィと、割れ頭とか言われてた相手の船長がコインを海に投げる

チョッパーがロビンにその説明をされていた、ロビンは物知りだし、頭良いんだな…

…わたあめ食いたいな




「あ、おれ出ないからよろしく」

「はぁあ!?なんでよっ!!」

出場者決めをしているみんなにそう宣言したら、ナミに怒鳴られドつかれた

いたい…


「だ、だって、おれこのゲームやったことあるし…みんなで楽しんで!」

「いやよっ!私と代わって!!」

「いや!おれと代わってくれ!!」

「えーー…」

ナミとウソップがすごい剣幕で詰め寄ってくる

でも嫌なもんは、イヤなんだ!!


「あ、でもチョッパーとなら代わってもいいよ、可愛いから!」

グッと親指を立てて、笑顔で言ったらめっちゃ殴られた


「うぅ…いたい」

「大丈夫かっ!?」

「チョッパー!!」

「わっ!」

覗き込んできた可愛い生き物を思い切り抱き締めた

そしたらサンジに襟をつかまれ引き剥がされてしまった

地味に痛かったし…



「じゃあ、じゃんけんね!」



そうして一人勝ちしたおれは不参加

第一回戦“ドーナツレース”出場者 ウソップ、ナミ、ニコ・ロビン

第二回戦“グロッキーリング”出場者 ゾロ、サンジ、トニートニー・チョッパー

第三回戦“コンバット”出場者 モンキー・D・ルフィ

に決定した



「頑張ってねー」

と応援したらナミとウソップに睨まれた






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