Memory does not change.
□第四夜
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「俺はリーバー・ウェンハム。科学班の班長だ。よろしくな、レイ」
「あ、はい。よろしくお願いします」
握手を求めてきた、これまた背の高い男。班長だから俺の上司に当たる人だろう。コムイもだが。
なんだか凄くいい人そうだ。あと苦労してそう。オーラがそんな感じだ。
握手に応じればにっこり微笑んだリーバー。
こっちもよろしくの意味を込めて微笑んだ。
「オレはジョニー・ギル。科学班の研究員だよ」
「同じく研究員のタップ・ドップだ。よろしくな、レイ」
「おう、よろしくな」
レイに自己紹介をしていく研究員達。
他にもロブ・ニールやマービン・ハスキンなど数人の研究員と握手をした。
「はじめまして、レイさん。私はリナリー・リーよ」
「ああ、俺の事は呼び捨ててくれていいよ」
「そう?じゃあ私もリナリーって呼んで」
「おう、よろしくな」
可憐なな笑顔を浮かべたリナリーと握手をした。リナリーは可愛いな。
そんな事を思っていたとき背後から鋭い視線を感じた。なんか、リナリーに近付くんじゃねぇみたいな視線。
その視線に振り向くと…
「……ん?どうしたんだい?レイくん」
「…いや、何でもない…」
コムイがすっげー笑顔で見ていた。
でも背後のオーラが恐ろしかった。もう殺気立っていた。
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