white whale!

□第三章
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ドンドンドンッ


あーーうるせーー


ドンドンドンッ


眠いー、あ…でも二日酔いなってない…


ドンドンドンッ



「うるせェ、このヤロー!」

俺はドアを蹴りで開けた

そしたらそこには片手を挙げた…


「どちらさん…?」

「あぁ、俺はイゾウ。16番隊の隊長だ」

「あ、どうも…」


俺はまだ覚醒しきってない頭を押さえながらお辞儀した

そしたらイゾウもニッコリ微笑んでよろしく、と言った

なんか綺麗な人だなァ

そういや昨日サッチと一緒に飲んでたな…



「俺になんか用?」

「朝飯、食べに行かないのか?」

「あ、わざわざ起こしに来てくれたのか…ありがとう」

まー俺一人で食堂につけるか若干心配だ…

と一歩部屋の外の出たらイゾウに止められた

なぜ……?



「服、着たほうがいいぞ」

「…んん?」

俺ってばパンツ一丁じゃん

昨日の夜脱いだのか?それか寝てる最中??

あ、そういや前も暑くて無意識に脱いじゃったんだっけ



「別にいいじゃーん、男同士なんだし」

俺がけらけら笑ってやると

イゾウが若干顔をしかめた

…難しい奴だな



「あぁ…お前は鈍いんだな」

「し、失礼な!」

昨日も言われたぞそれ!!



「いいから早く着て来い」

「うーす」

まったく服ぐらいいいじゃないか

エースだって半裸だし、アレはいいんかい

…まァ俺あそこまでガッチリしてないけどね

そんな見せれる筋肉ないけどね…ちょっと悲しい、鍛えてんのに




「ほらユウト、行くぞ」

「あ、イゾウ待ってーー」






食堂は賑やかだった…

めちゃくちゃ人が多いし

しかも皆さん海賊ですから、まー体もでかくて…

ふむ……ちょっとむさ苦しいカモ



でもテーブルに盛られてるメシは美味そうだなァ

こんな料理初めてだ…!!



「クスッ」

「イゾウ笑うなよー」

「いや悪い、なんだか目がキラキラしてた」

そうやって微笑んだイゾウはホントに男?ってくら美人だった

つい見つめちゃったよ



「なんだ、俺に惚れたか??」

「まさか、でも美形は嫌いじゃない」

俺が挑戦的にニヤッと笑うと

イゾウも負けないぐらい挑戦的に笑ってきた



「おーい、ユウト!」

「あ、サッチー」

マルコもいるじゃん!

あれ?エースがいない……んん??



「おわっ!!エースが死んでる!?」

エースは料理に突っ伏していた








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