white whale!

□第二章
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結局いろんなことの説明をするとかで宴は夜になったらしい

でもみんな昼間っから酒飲んじゃってまァ

…俺も未成年だけど飲んだことあります、ハイ



「おい、ユウト」

「お、エース」

「お前どこの隊に入るんだ?」

「…隊なんてあんの?」

「あぁ、俺は2番隊の隊長なんだ」

「えーーエースがァ?うっそだぁ」

「………」

「ちょっ!ごめんウソ冗談だってば」


エースがなんか若干燃えてるよ!?

怒りゆえですかっ

てかマジで燃えれる人初めてみたよ!!



「で?どーすんだ?」

「えーー俺どこでもいいよ…」

だって分かんないし…



「でも決めとかねーと…色々困るぞ?」

「そうなの?ふー…ん」

え、マジ困る

俺優柔不断なんだよーー

決めるの苦手…うーむ



「じゃエースんとこで、いいや」

「テキトーだな」

「うん、テキトー」

だって俺今景色見てますもん

携帯も置いてきちゃったし、ゲームもないし

あーーーー暇



「暇なら船の中でも案内してやるよい」

「うわっ!マルコ!」

いつの間にやら後ろにマルコ

全然気付きませんでした、影薄いのかね



「お前いいかげんそれ止めろよ」

「え?何が?」

エースに哀れみの目でみられた

俺何かしましたか



「全部声に出てたよい」

「うっそ、マジで!?どっから!?」

「いつの間にやら、から…全部」

「わーーー…」

そういや昔同級生にも言われたっけ…



「エース、案内してやれよい」

「結局俺か…」

「ねーそういやアレは?黄色いフランスパン」

「「……サッチのことか?」」

「そうサッチ!忘れてたわけじゃないぞ、今のはボケ…って何だその顔」

忘れてたわけじゃない、決して

…いや最初はちょっと出てこなかったけど、ド忘れだ…うん



「サッチは今日居ないよい」

「ふーん、じゃエース案内してー」

「あーはいはい…」

にしても広いねぇ

俺絶対迷うな…

俺めっちゃ方向音痴なんだよォ



「………そっちじゃない」

「えっ?あ、あはは…」

(俺、ユウトの目の前歩いてたよな?)


いやホントすいません…

早々の発揮しちゃったよ




「ここが食堂…だな」

「うわ、広いなァ…」

「まぁ人数が多いからな」

その後も色々教えてもらいました

全っ然、覚えてないけどな

…今エースから只ならぬ殺気を感じました







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