white whale!

□第一章
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「おうわああああ!!?」

篠原 ユウトただ今落下中!!!

ちょっとどういうことですかァ!!?


「ってこんなこと言ってる場合じゃないよーー!!」


や、やばい…泣けてきた…っ!

昔の思い出が走馬灯のようにどんどん流れ・・・

ってなんか少ない!俺の思い出なんか少ないよっ!!

わーーん!悲しいよーーーー!!



「誰か助けてーーーーーっ!!!」


そこで俺の意識はぶっつり途切れた…















「おい…コイツ誰だよい」

「なんか上から降ってきた…」

「おいおいエース…上から降ってきたら普通怪我するよ?どう見ても一般人だろ」

「それがよサッチ…なんか浮いたんだ、コイツ」

「えー??」

「なんかの能力者かい?」

「「さぁ…」」



うー…

誰だよさっきから人の上でブツブツと…


「…っ」

「「「あ…」」」


目をあけるとパイナップルとそばかすと黄色いフランスパンが…


「「「ぶっ殺すぞ」」」

「ぎゃああっ!!?」


あれ?あれれ?

ここどこだ?俺は一体どうしたんだ?

えっと…俺は…


「あ!?俺落ちたんだ!!」

「ほら」

「えー?ホントかよ」

「でも何でだ?なァ、なんでかなー?」

「分かるわけねーだろい」

「そりゃそうだ」

(なんだコイツは…)


なんだか謎の3人との距離が遠のいた気がする

すごい目で見られたし…俺泣いちゃうよ?


「で…あんたら誰?」

「「「そりゃコッチの台詞だ」」」


さっきから何回揃っちゃってんだよ

仲良しだな〜…


「俺は篠原ユウトです、以後よろしく」

(え?よろしくするの?)

またまた揃った3人の心


「で?君らは?」

「俺はマルコだよい」

「俺はエース」

「俺はサッチだ」

「パイナップルがマルコで半裸君がエースでフランスパンがサッチ?」


ゴゴゴンッ!!


「いっだーーーッ!!!」

殴られた!!すっげー殴られた!!痛いっ(泣

憶えようとしただけなのにィ!!!

「俺さっきと変わってない!!?」

「なんか外見でつけるのは悪いかと…」

「「じゃあ俺らは何だ」」

「まあまあ…よし!おぼえた!!」


マルコにエースにサッチだな!

よしよし偉い!俺にしては調子のいい記憶力だな!

なんだか今日は調子がいいぞ!


「えーと、ここはどこですか?」

「海賊船のうえだよい」

「かいぞく?かいぞくって、あの?」

「あの?」

「殺してお宝奪っちゃうような、海賊?」

「ああ…その海賊だ」


エースがうんうんと首を縦に振る

周りのいつの間にか集まってきていた男の人達も


「ええええええっ!!?か、海賊!?」















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