青学

□君のために
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〜病院〜
夢華の規則正しい心臓の音。
この音がもうすぐ消えると思うと涙が流れてくる。
「夢華、明日決勝だよ?僕の試合見てほしかったな」
不二は流れた涙を拭うと立ち上がろうとした。
「周・・・ちゃん?」
夢華の手が不二の手に弱々しく触れた。
「!!!!夢華っ、目が覚めたんだね。今、先生とお母さん達を読んでくるよ。」




「お母さん、お父さん、」
夢華は弱々しく呼んだ。
「夢華!喋らなくていいわ。」
「夢華さんのご両親。お話があります。ちょっと・・・」


「夢華さんは今生きようとしています。しかし、まだ危険な状態です。今日、脳死と判定された患者がいるので、心臓移植をお薦めしようと思うんです。」
夢華のお母さんは、「それで夢華が助かるなら」
といった。
先生は険しい顔した。
「しかし手術は難しいです。
夢華さんの体力が持つかどうかです。」
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