青学
□君のために
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全国大会準決勝僕は負けた。
シングルスでは負けた事なかった。
白石は強かった、ギリギリで追い詰めた。勝てると思ったのに。
青学は、3勝1敗で四天王寺に勝った。
準決勝後、僕は病室を訪れた
「周ちゃん、お疲れ様、惜しかったね。」
病室には幼なじみの木野夢華
がベッドに座っている。
「ありがとう。夢華は起きて大丈夫?」
「うん、今日は調子がいいんだ」
夢華は心臓が弱く幼い時から入院している。
「そっか。今日は打ち上げがあるからもう行かなくちゃ。
おとなしく寝てるんだよ。」
「わかった。」
夢華がベッドに入ると、不二は病室から出た。