□ 人差し指を唇にやって
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「今日、喋ってたあのこだれ?」

今日喋ってたこなんていすぎて誰かわからない。
普通に友達と喋ったり、なんだり。
でも迂闊に事を言うと痛いめにあうのは自分。

「え、いつ?」わざとおどける。

「郁(イク)は自分が喋ってるってこともわかんないの?」
 「 ごめ..っ、」

愁也(シュウヤ)がぎゅ、と抱きしめて愛おしそうに郁を撫でる

そして胸に引き寄せて

「いいんだよ、郁。あは、謝ってる郁、超可愛い 俺の郁、愛してるよ」

抱きしめる腕に力がはいる。

 「 でもね、」

愁也が郁と目をあわし唇に人差し指を突き立てた


「俺以外と喋る唇はいらないよ、」




 人差し指 を 唇にやって
 (もっと、好きなら束縛して)




 

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