shortDream3

□こんなネタ逃してたまるかよ!
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「もしかしたらまだいるかもしれないぞ!!」


そうコナンが叫ぶ。
新一は頷き、コナンと共に屋上へと続く階段を駆け上がった。

今日、たまたま新一とコナンは怪盗キッドが予告状を出したビルに訪れていて、ある場所をいつものように中森警部が見張っていたのだ。
しかし、その場所にはキッドは現れない。
その事に気付いた俺とコナンは、急いでその現場である屋上へと向かう途中だ。

屋上には少し小さな部屋があって、そこに中森警部達が守るものとは別の宝石があるんだとか。
どうやら今回のキッドの狙いはそれのようだ。

屋上を上がる途中、ちら、と手すりの方に目を向けたコナンはクイッと口角を上げた。

ロープが結んであったのだ。
という事はキッドはまだいるはずだ。そう確信を得たコナン。

屋上に辿り着いたコナンと新一はキッドの姿をすぐに見つけた。
相手はまだこちらに気付いていないようで、新一とコナンは知らず知らずのうちに不敵な笑みを浮かべた。


「よぉ。怪盗キッドさんよォ‥‥。」


コナンがそう言うと、怪盗キッドは驚いたように此方を見た。
いつものポーカーフェイスはどうしたのか、とても慌てた様子か。


「な、なんだお前ら!あそこにあるあの宝石取りに来たんだろ!?」

「ちげーよ、バーロォ。」


ニタリ、と笑ってコナンが言った。
キッドは顔を引き攣らせた。
すると突然逃げ出したキッド。それに慌てたコナン。


「あっ、おい待て!」


ハンググライダーで飛んで行った彼までの距離はそう遠くない、そう思ったコナンは麻酔銃で彼を撃った。


「ふにゃっ、」


それは見事に命中して、ハンググライダーがふらふらと墜落していくのが分かる。
コナンは不敵に笑うと呟いた。


「追跡出来るようにしといて正解だったぜ…。」







という夢を見たんだ
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