shortDream3
□投げやりアドバイス ふたつめ
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翌日の学校で、また黒羽君が私の席まで来て、昨日の事を話していた。
私がうんざりとした表情でいる事に気付かず、黒羽君は話し続ける。
「それでよ!その子、嬉しそうに受け取ってくれたんだよ!!」
ごめん全然嬉しくなかった。寧ろ迷惑。
何?君のその目は錯覚なの?
「バラの花束渡して良かったぜ!」
嬉しそうにそう話す彼に、私はまた、溜め息を吐きながら呟いた。
バラの花束贈っていいのは二次元の住人だけだからさ
(次は何しよっかなぁー。)
(何もしない方が喜ぶと思うな、その人。)
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