shortDream3

□投げやりアドバイス いつつめ
1ページ/1ページ



「はぁ。」


疲れた。
毎日毎日黒羽君と怪盗キッドのお相手をするのは本当に疲れる。

私に休日なんてものは訪れない。


最近では特に、前は黒羽君の時はそこまでアタックしてこなかったのに、今は猛アタックしてくるのだ。
だから余計に疲れが増すのだ。

ほら、今日もまた。


「楓ーーっ!」


最近頭痛薬ばかり頻繁に我が家からなくなるんだ。なんでか分かるかね、君。


「‥‥っはぁ…。」


私は覚悟を決めて立ち上がった。
黒羽君はきょとん、として私を見つめてきた。


「…あのね、黒羽君。私から、最後のアドバイス。」


顔を上げてしっかり黒羽君の目を見つめて、そう言うと、黒羽君がコクコクと頷いた。


私は溜め息を吐いて、最後のアドバイスを呟いたのだった。


押してもダメなら引いてみろ、相手も大喜びだ


(嗚呼!成る程!そうだよな!サンキュー、楓!)
(これで少しは私に平和は訪れる、だろうか。)




.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ