shortDream3
□投げやりアドバイス みっつめ
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「なぁ、どうすれば良いと思う?」
今日もまた、私の席にやってきた黒羽君。
正直そろそろやめてほしい。いつまでコイツは此処に来るつもりだ。
「何が?」
「だから、その子に次、どうやってアタックするかだよ!」
何もしない方がその子の為になると思うよ、本当に。
そう伝えたいけれど、流石にそれは酷過ぎるかもしれない。
そう思った私は、少し考えてから言った。
「そうだね。少し黙ってみたらどうかな。」
これも遠回しに酷い事言ってるような気もしたが、まだ良いだろう。
すると黒羽君は、そうか、とふむふむと頷いてからありがとな!と笑って私の席から離れて行った。
‥‥本当に分かったのだろうか?
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