shortDream2

□約束
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孤独は裏切りはしない。


誰かといると裏切りが発生する。
それはもう必ずと言っても過言では無いだろう。


だから僕は孤独を選ぶね。


別に裏切られる事が怖いわけじゃないさ。
逃げてるわけでも、ないさ。


それはただの強がりに見えるだろうね。
それならそれでも構わない。


とにかく僕は孤独が良いんだ。
もう心地良くすら思える。


信じられるとしたら?
それは超能力者だけだろう。


普通人なんて認めないね。
普通人は憎しみの対象でしかない。
嗚呼、今すぐにでもその存在を消してやりたいぐらいだよ。


今思えばなんだかんだ言って僕は孤独ではなかった。
傍には必ず誰かがいた。
勿論、超能力者である誰かが。


孤独が好きだと言うわりにはおかしな話だけどね。
それも自分から傍に置くような形で。


おかしな話だよ、まったく。

孤独が好きなのは本当だ。
けど孤独になれないのも本当だ。
矛盾した事だけど、孤独になろうと思うわけじゃない。

今傍に置いている彼らを引き離そうとしようとは思わない。
僕はそんな酷い奴じゃないからね。


まったく。本当に困った。
僕の考えは全く纏まっていないようだ。
嗚呼、なんだかむしゃくしゃする。


この気持ちをどうにかしたい。
でもどうする事も出来ない。
それが更に僕をむしゃくしゃさせた。





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