longDream2 †grudge resldece† 〜恨みの館〜

□第肆話 出発
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夜のうちに色々準備をした。
と言っても特に私は準備していない。


そして・・・朝・・・・。


私、普通に起きました。
起きた筈だったんだけど



「・・・・・日本・・・刀・・・?」


何故。



何故か日本刀が畳の上に。



あーきっと菊だ。きっとそうだ。そうに違いない。


私は菊を自分の部屋(と言っても借りているだけだが)に呼んで訊いてみた。



「・・・・え・・・?知りませんが・・・?」



・・・・マジですかね・・・・


あれ私こんな性格だったっけ?



それは後にして・・・日本刀・・・あの転送したアイツがくれたんかな、
もうそうとしか考えれん・・
そう考えている間に菊は部屋を出ていた。



次の瞬間とんでもない事が起きた。



『そうだ。主(あるじ)をこの世界に送った者が我を此処に送った。』



「・・・・・・・・・・・あれ私まだ寝てんのか。起きないとな。」



『あっ・・・・主・・・・夢では無いのだが・・・・;』



「・・・・またまた・・・・日本刀が喋る訳無いでしょう。」



『・・・・普通はそうだろう・・・。我は奴に喋れるようにしてもらったのだ。』



「・・・・・奴・・・・って・・・私を此処に送った?」




『嗚呼。いかにも。』




「・・・・・でも何で。」




『先程主が言っていた通りだ。』




「・・・・・えっとー・・・・何も武器を持たないのは危険・・・だと思って・・・って事・・・?」




『・・・・そうだ。』




「・・・・意外に優しいな・・・。」




『・・・ところで主・・・。館には何時行くのだ・・・・?』



「・・・・・・・・あ。・・・・急がないとな・・・・。」




と言いつつも冷静。ゆっくりと立ち上がり日本刀を持って菊の所へ向かった。




それから朝食を済ませ世界会議場へ向かった。



「皆さん、お早う御座います。遅れてしまってすみません、」




「Good morning! いや、大丈夫だよ!まだ来てない人だっているんだぞっ!」



と、そこに最後の2人が来た。



「Guten Morgen.遅れてすまない。」



「Buon giorno〜*遅れてごめんなさいでありますっ!」




きっとフェリシアーノが寝坊したのだろう。
それから少しして出発したのだった。
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