longDream2 †grudge resldece† 〜恨みの館〜
□第参話 噂話
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今日もまた、フェリシアーノは菊の家に遊びに行くつもりだった。
もちろんルートヴィッヒと。
日本にあるとある公園で待ち合わせて、それから菊の家に二人で行くつもりだ。
「ヴェっヴェっ*」
スキップしながらフェリシアーノは日本の街を進む。
そして、とあるお店の前まで来た時だ。
「ねぇ、知ってる?」
「え?」
フェリシアーノは思わず振り向いた。
だが、その声の主は別の者に話しかけていた様で、フェリシアーノの事を見ていない。
「何が?」
どうやら友達に話しかけている様だった。
フェリシアーノは自分じゃないのか、と分かった。
ルートヴィッヒが待ってるかもしれない、
と、公園に向かおうとした足を何を思ったのか止めた。
それは・・・自分の興味がある話題を先程の人達が話していたからだ。
「噂なんだけど、日本の南の方に空き家があって、」
その空き家に入った者は二度と戻れない。
大昔に建てられたその館は、昔に建てられたままの造り。
建て直した跡も、壊れた所も無い。
そこには昔、双子の子供と家族が暮らしていた。
その双子の子供と家族は昔に亡くなったと言われている。
その双子が何故かその空き家に人を招き入れているのだ。
「こんな感じだったかな。」
フェリシアーノは菊の家に来ていた。
もちろんルートヴィッヒも。
そして、フェリシアーノは今日聞いた噂話を話していた。
「・・・・何ですかそのよくありそうな話は・・・・。」
「大昔に建てられたのに建て直した跡も壊れた所も無いっておかしくないか?」
「俺もよく分かんないよ〜っ!噂だしね〜・・・。」
「それも・・・そうですね・・・。
・・・龍花さん。そんな所にいつまでもいないでこちらへどうぞ*」
「Σっ・・・・、」
ばっ・・・バレた・・・、
龍花は軽く頷き菊の傍へ行った。
(なっ・・・・何ですかこの萌えは・・・・っ!!!けしかr・・・もっとやれっ!
妹にしたいくらいですよ・・・っ!)
「龍花ちゃん、聞いてたよね?」
「嗚呼、うん・・まぁ・・・。」
「よーしっ!ねね、行ってみようよ!*」
「Σフェッ・・・・フェリシアーノっ!?」
「どうせ噂話だから良いじゃんか〜っ!」
「まぁ・・・・・そうだが・・・・、」
「もしかして・・・ルートさん・・・怖い・・・とか・・・」
「Σなっ・・・断じてそういうわけじゃないっ!」
嗚呼・・・・・怖いのか・・・・と龍花と菊は思った。
フェリシアーノはルートヴィッヒのあまりにも大きい声に肩をビクンと震わせた。
「ヴヴェっ・・・・ルッ・・・ルート・・・・?;」
ルートヴィッヒはフェリシアーノの少し怯えたような声にハッとしてフェリシアーノに慌てて謝った。
「ヴェ〜・・・、行こうよ〜・・・・、」
「・・・・・;」
「菊と龍花ちゃん!行こうよ〜!*」
「Σ・・・・考えておきます・・・・。」
・・・・本田さん逃げたな・・・
「・・・・同じk」
「ダメだよ〜っ!考えておくのと善処するの!」
「・・・・・;」
「つまり強制・・・・・・。」
フェリシアーノはへらへらと笑うだけだった。
「ねぇねぇっ!アルフレッド達も呼ぼうよ〜っ!」
「Σえっ・・・・;そんな大人数で・・・・」
「皆で行った方が楽しいよ〜っ!*」
「そっ・・・そうですが・・・・、」
「じゃ〜明日の会議で聞いてみるでありますっ!*」
・・・・いつの間にか決まってるし・・・
はぁ・・・・どうなるんだろ・・・
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