longDream2 †grudge resldece† 〜恨みの館〜

□第弐話 友達
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日本、本田さんの家で一日過ごした。
朝食の時・・・・・


「龍花さんは前の世界に戻りたいと・・・思いますか?」


本田さんが突然こんな事を聞いてきた。
ちなみに名字だとなんか嫌だったから名前で呼んでもらう事にした(さん付けもやめてほしかったが断られた)


「・・・何で・・・・・・・?」



「・・・・いえ、何となく・・・・。」


「・・・・・帰りたいとも帰りたくないとも思わない。」


「・・・・・・ぇ・・・・・?」


「答えたから良いでしょう・・・?」



黙々と朝ご飯を食べていると、本田さんが少し口を開き、


「・・・両親やお友達と会いたいと思わないのですか・・・・?」



と、おずおずと聞いてきた。


・・・・両親・・・?友達・・・?



「・・・・・・別に。会いたいと思わない。」



本田さんはそれからずっと黙っていた。
そしてそのまま朝食は終わった。



それから大分経った頃にイタリア、フェリシアーノとドイツ、ルートヴィッヒが
本田さんの家に来た。
私は本田さんに借りた部屋にずっと居た。
会話が聞こえて来た。



「菊ーーっ!遊びに来たよ〜っ!*」


「あっ、どうも*
フェリシアーノ君にルートさん*上って下さい*」



「嗚呼、すまんな、」



「ねーねー菊ーっ!龍花ちゃんはー?」



・・・・私・・・・?



「え、・・・・嗚呼・・・・龍花さんは今ご自分のお部屋で寛いでいらっしゃると思います・・・・、」




「ヴェ〜!どうせなら皆で遊ぼうよ〜っ!」



「・・・聞いてみましょうか・・・、」




・・・・・・・・はぁ・・・・・・
私は本田さん達がノックをする前にドアを開けた。


「Σあっ・・・・龍花さん、あの・・・」



「分かってる。・・・・遊ぶの・・・?」


きっと私今凄く嫌そうな顔してる。
筈なのに、

「うんっ!遊ぼうっ!*」


・・・・こういうのってKYって言うんだろうな・・・・。


「あーー・・・;すまんな・・・;」


「・・・・貴方が謝る必要は無い。別に良い。たまには・・・・。」


「そう・・・か・・・。」



「ヴェっ!何で遊ぼっかなぁ〜・・・?*」



・・・何で遊ぶとかそんな事で悩めるんだろうか。
この人はおかしい。


「遊びじゃないけど〜・・・・龍花ちゃんの事が知りたいでありますっ!」


・・・・・私の事なんか知っても意味無いよ。
・・・・・私は自分の事を分かり切ってないし。



「良いかな〜?」


にこにこしながら尋ねてきた。
断りたかった。けれど無理の様だ。


「・・・・好きにしたら?」



「うんっ!*
じゃーねーっ!龍花ちゃんは前の世界の事好きだった?」



「・・・・・嫌い。」



「・・・・・・・・ヴェ・・・・じゃ、じゃぁ、龍花ちゃんは前の世界で何やってたの?」



「・・・そんなの教える義理はありません。」




「・・・・・・・・ヴェ・・・、」




「・・・・フェリシアーノ。もう止めておけ。」



「ルート・・・・、うっ・・・うん・・・・。」



「・・・・・私の事知っても何も面白くないよ?」




「・・・・・・龍花さん。」




「・・・・・何?」
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