longDream ＊桜が咲く季節に＊
□第1話 トリップ
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ふわわー・・今日も学校だぁー・・・
・・・・。時間はまだあるよな、うん。あるよね？
今はまだ7時だし、家出るのは7時30分だし？・・PCやったっていいよね？うん！やろうじゃないかよっ！＊
なんて、勝手に結論付けた私は、パソコンの電源をつけた。
「ほあああっ！私の嫁達ーーっ！！」
目を輝かせながら私は画面を見ていた。
トリップとかしてみたいなぁ…
いや、三次元が楽しくないわけじゃないよ？いじめとかにもとくにあってないし、成績はそこまで悪くないし‥(多分)
‥夢小説みたいにだーーんっていきたいな、二次元…。
希望ヘタリアで！＊
…、独り言楽しすぎるぜっははっ！
虚しい独り言を一通り言い終えた私は、ヘタリアの夢小説を読みはじめた。
けれど暫く読んでいるとふと変なものが視界に入った。
「‥ん‥？何だろ‥これ…？？」
画面の隅の方に何かある。それをマウスでクリックしてみた。
「ん‥？何々…。[二次元の旅に出たいか]‥？ Σおおっ！私が望んでいる事じゃないかあっ！！ もちろんはいっとな！」
はいをクリックするとまた何か出てきた。
「るぇ‥？[今いる世界の時を止めて行くか？それとも止めずに行くか？]…んん？‥どーしよっかなぁ‥‥。
‥止めて‥行くかぁ‥？」
時間を止めて行くをクリックした。すると・・、
「ん、何々‥[液晶に触ってみよ]‥？」
私は少し驚いた。
何故触らないといけないんだ？
「まさか液晶の中に入れるとかなんとかそんな非現実な事じゃないだろうねー、まっさかーあっはっはっ！‥‥」
口ではそう言うものの、私は少し興味があったので、時間もあるという事で液晶に恐る恐る触ってみた。
スルリ
「…え。くぁwせdrftgyふじこlp？！あ、しまった変な言葉が。って待てよおいおいおいおいおいっ？！本当にトリップしちゃうのかっ？！
そうなのかおい液晶答えろこのやろっ！！‥っえ、何かどんどん吸い込まれてないか？！え、ちょまっ？！待って待って待ってーーーっ！！！」
そんな私の声と反対に液晶はズルズルと私を吸い込んでいく。
「何これはっきり言ってホラーじゃんか！！待てし液晶！！液晶に触ってしまった私も悪いがな！！
待ってくれよ液晶っ！！！二次元には行きたいけどさ、もうちょっとさ、タイミングというものをさ、ねっ！ってあああっ！！」
私はほとんど液晶の中に入っていた。
あと少しで完全に吸い込まれてしまう。
うぎゃあああこれあかんやつや！！！
「液晶待てし！はやまるな液晶っ！！のぁああっ！液晶！これ以上やると液晶割るぞーーっ！って言っても割るもナッスィング…、というか割ったら私が危ないじゃないか何故それを考えなかったし。
…お母さんお父さん‥そしてその他。あ‥その他っておい‥まぁいいや‥、二次元へ行ってきまーす…」
少し溜め息を吐きながら私は液晶の中へ消えていった。
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