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〜プロローグ〜
シニアside
私とエイルが狭間の戦地から故郷、ディスティニーアイランドに戻って数週間が過ぎた。
私はみんなとまた会えて嬉しかったけど、エイルは…。
「…………はぁ」
ずっとため息ばかり。
…そりゃそうだよね。
向こうの世界で両想いになった人ができたのに、また離れたんだもん。
会いたいって、思うよね…。
…そうだ!!
『ねぇ、エイル。久しぶりにTVゲームしよ!』
「……シニアごめん。そんな気分になれねぇや…」
『姿だけでも見たいでしょ?“ジタン”を』
「!!」
さっすがエイル。
やっぱり分かりやすいや♪
『後でエイルの家に行くから待ってて』
そう言うとエイルは嬉しそうに頷いた。
そして軽い足取りで家路まで走っていった。
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