男嫌いのお姫様
□不思議な子
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〜芥川side〜
最初家に氷帝の子が来たってお母さんがいったからファンの子が家にまで来たのかと思いかなり腹が立った。
氷帝は幼稚園からのエスカレーター制だから、大概の奴は俺の事を知ってるしテニスをやるようになってからはなおさらだ。
自分の興味の無い奴に好かれたって迷惑なだけだ。
だから俺は顔も見ずに挨拶をして歩き始めた。
でも可笑しい??
ファンの奴らなら異常なまでにくっついたり話しかけたりするのに・・・
逆に俺の方が避けられてる気がする。
あれ??前にも避けられた事あった気がする
そんな事を考えていたらその子に電話がかかってきた。
俺に悪いと思っているのかいつまでも電話に出ようとしない彼女が何だか不思議で・・・
ファンクラブの奴は自分勝手なやつが多いから普通の女の子がめずらしかったからかもしれない。
俺は彼女に電話に出ていいよっと言った後に電話をしている彼女の顔をはじめてみた
髪の毛がさらさらで真っ白な肌に丸い大きな目
吸いこまれそうなほどきれいな子だった
その子が『亮ちゃん』っと行ったときに俺の中で何か引っかかるものがあった。
それからは歩きながらその子の事を思い出したくてずーっと考えていた
話しかけてやっと思い出した。
この子は宍戸のいとこでこの前ストリートテニスコートで会った子だった。
宍戸が男嫌いだって言ってた。
だから逆に俺が避けられていたんだとなんだか納得してしまい
俺の事を見てほしくて分かってほしくて腕にしが見ついたりしちゃった。