花屋の小さな怪物
□ゴリん
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『うわあああああ〜〜〜!!!!ちっくしょどちくしょー!!!』
ゴンッゴンッゴンッゴンッゴンッゴンッゴンッゴンッゴンッゴンッゴンッゴn「おいおい頭から赤い汁でてんぞ。」
『もっと流れて顔認識できなくなるくらいに顔面真っ赤に染まっちゃえばいいんだ。もうやだ〜〜〜!!うお〜〜〜!!!!』
ゴンッゴンッゴンッゴンッゴンッゴンッゴンッゴンッゴンッ
ただいま名字名前はバイト中にも関わらず頑丈そうなデカい鉢植えに頭を叩きつけている。
そんな名前を銀時は何度も止めたが、止めてもやり続ける名前に呆れてもう何も言わなくなった。
あの土方との出来事から2日経った今でもこの行動はずっと続いていた。
『(ぐぞ〜。初キッスが土方さん!?いやまじ嬉しいよ!だけど何アレ!なんでうちが土方さんを押し倒してキッス!?完璧うち変態だと思われたじゃん!絶対に痴女だと思われたじゃん!しかも目開いたまんま気絶したとかありえない!あ゛あ゛あ゛〜あんなに土方さんに会うの楽しみにしてたのに…。)』
「あれが名前の初キッスだったんですかィ。あんな男が初めてなんて可哀想なやつでィ。」
『人の心読めるの!?すっげえな!でも読まないでくれ。』
「お前の心の中の叫びは口から漏れてんでィ。」
そして、あの土方との事件以来、花屋に沖田が毎日来るようになった。まぁ毎日といってもまだ2日だが。
『土方さんあの事だけ都合良く忘れてくれたりしてないかな?』
「それはないでさァ。あの晩の土方さんは様子がいつもよりおかしかったですぜィ。」
「あ〜、大串くんってそうゆうのいつまでも忘れなさそうだよなぁ。」
「さすが旦那。よくわかってやすね。あいつは絶対ムッツリでさァ。」
「ムッツリ以外の何者でもねぇだろ。どーせ夜思い出して布団の中でムラムラし…「なにテキトーなこと抜かしやがってんだてめぇー!!!」」
バキッ
銀時が勢いよく吹っ飛んだ。