花屋の小さな怪物
□1輪
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『あっれ、ここどこだっけ?』
目を開けた瞬間入ってきた景色は、頭の中をハテナマークまみれにするには十分すぎるものだった。
さっきまで家で大好きな銀魂のキャラブックを丸暗記すべく耳栓までしてテスト期間中にも関わらず必死に頑張っていたはずだった。
気がついたら、まったくみたこともない部屋にいた。
『あれ、マミー勝手に模様替えした?・・・なわけないか、部屋でかくなってるし。あ、』
机の上に綺麗に折られた手紙のようなものがあった。
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名字名前様
あなたは今とても驚いているでしょう。
ドッキリなんかじゃありませんよ。
実は、わたしがあなたを銀魂の世界にトリッp『きゃっほーい!!!トリップじゃーい!!!』
紙を投げ捨て外へ飛び出た。