都道府県で第1次全国大戦が起こったらどこが勝つの?
87:05/15(日) 17:23 nzqJAD9c0 [sage]
西暦2011年、日本政府は財政破綻し、警察、徴税、官僚組織を引き継いだ再生機構への権力一極集中を防ぐため、国民自治会議が設置された。
だが、国民自治会議は実質的に各都道府県の有力者同士のエゴのぶつかり合いの場でしかなく、2020年には国家として重要な多くの機能を各都道府県の代表者がばらばらに保持する状況へ移行して行った。
2021年、大阪地区長、橋上透は兵庫地区の「合併」を宣言。
合併に従わない場合は警察権を発動するとした。
これが実質的な阪神戦争の始まりである。
大阪地区警察は境界付近に展開する兵庫地区警察を蹴散らし、兵庫官庁のある神戸市に一直線に進軍していった。これを聞いた神奈川官庁、埼玉官庁、千葉官庁は同様の事態が首都圏で発生するのを防ぐべく、3官庁による合邦制を目指し、東京地区へと3地区警察を派遣した。
合邦制などという名目とは程遠く、首都圏は4警察による乱戦状態となり、街は荒れ、略奪や暴行、強姦が横行する地獄絵図となった。
これに対して関西では大阪官庁が電撃的に神戸を制圧すると、兵庫県西部には手をつけず東へ転進、あっという間に京都と奈良を併合してしまった。
また、北陸では新潟のスパイが富山官庁を扇動し、福井官庁とともに石川地区を挟撃させた。
富山、石川、富山が首都圏さながらの混戦状態となる中、新潟地区警察は美しく組織立った作戦の数々を展開し、たちまちのうちに北陸を統一してしまった。
長野では、独裁者が大長野主義を掲げて静岡へ攻め込むも、むしろ静岡、愛知、岐阜を反長野で団結させてしまい、長野地区は3地区政府の共同統治となった。
三重を含むこの地域では愛知地区の資本家が中心となり新たな経済復興計画が立ち上げられ、かつて神奈川、埼玉、千葉が唱えたような平和的な合邦主義の実現へと進んで行った。
関西の大半を征服した大阪官庁もこの中部連邦へは友好的な態度をとり、北陸へ進み巨大化した新潟官庁を駆逐して行った。
四国では、数ヶ月で徳島が高知を、香川が愛媛を征服し、両者はまもなく開戦したが戦線はこう着状態に陥り、結局四国を2分する形で講和条約が締結された。
中国地方では広島が福岡に山口占領権を認め、その代わり島根に進出するという策をとった。
このため西方勢力とともに広島を挟撃するつもり
であった岡山は孤立し、あっさり広島が山口を除く中国地方を統一し、大阪官庁の支配が及ばない兵庫西部に大規模な警備隊を展開していった。
広島と条約を結んだ福岡は山口官庁に無血会場を迫りつつ、周辺の佐賀、長崎、そして大分などに進出して行った。
広島同様したたかな福岡は、比較的国力のあった熊本に対しては対等な条約を結び、南九州における主導権を認めつつ、沖縄の主権を侵害しないことを宣言させた。平成某年、
大阪府は本格的な財政破綻を防ぐためH知事は民主制停止の条例を出し
兵庫と大阪に跨る伊丹空港の廃止、JR線の三宮〜大阪〜京都間と大阪環状線の府有化、
大阪市営地下鉄の御堂筋線、堺筋線などを除くほとんどの線の廃止・売却などを表明。
兵庫県と京都府が大反発を行うと軍事力を以て伊丹空港の制圧、県境の封鎖を行う。
大阪への交流が行えなくなり逼迫した尼崎市は大阪の支配下に入り、
伊丹市の自衛隊と対峙。神戸市は西宮市と伊丹市に増援を派遣した。
東京のK首相に事態を治める力はなかった、というのは群馬県の先住民の一斉蜂起で
これの迎撃に負われたためである。東京に頼れないと悟った兵庫県I知事はチャンスです発言を悔いながら
岡山・鳥取・広島・徳島に援軍を乞い京都・滋賀・奈良にも協力を要請した。

[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ