Д


ナルト関連のお話

コメント受付機能一時期的になくさせて頂きました

感想または誤字など何かありましたら拍手に\(^o^)/
◆ペイン⇔夢主←小南 


おかしいな、とは思ってた。

やたらとくっついてくるし、スキンシップ激しいし、他の子と話してると機嫌悪くなるし。

嫉妬してるのはわかってた。でもそれが、友達の範疇を超えているだなんて誰が思っただろう。


「…」


聞かなければ良かった、と、これほどまでに後悔したのは初めてだ。

小南。私の親友。大好きな女の子。

話も合うし昔からの付き合いだし、親友と言ってもいいくらい大好きな彼女。

そんな彼女が言い放った言葉に私は暫く固まった。


「…私、貴方のことが好きなの。

…友達としてじゃなくて」


追い打ちするかのように言われた言葉に私は瞬きを一回二回と繰り返す。


…好き、とは、そういう、意味で、なのだろう。


「……小南ってレズなの」


自然とそんな言葉が出ていた。言ってからしまった、と後悔した。これはいくらなんでも直接的すぎる。もっとオブラートに包めなかったのか。

だが小南はすぐに首を横に振って「あなただから」と気まずげな顔をした。

長い睫毛が下に下がるのを見て私は呆然とする。

何で言うのだろう。

何で私にそれを言うのだろう。

なんで、なんで、なんで。


「…小南」

「…なに」

「なんでそれを、言っちゃったの」

「…」

「言わなきゃ、私は」


ぐ、とその先の言葉を飲み込む。きっとこの言葉は彼女を深く傷つける。傷つけて、そしたら私はすごく悲しむ。

そんな私に彼女は綺麗な微笑を浮かべて薄い唇をそっと開いた。


「何故かしら、ほんとうに、何故かしら。

…きっと、貴方とペインが付き合うのが、私、許せなかったんだわ」


そう寂しそうに言う彼女に、私は軽く目眩。

そう、そっか、そうなんだ。



……ごめん、小南。



私は謝ることしか出来なかった。

2012/08/05(Sun) 02:34 

◆綱手ハピバ! 


あの人誕生日何が欲しいんだろう。


「火影様」

「なんだ」

「誕生日何が欲しいですか?」

「誕生日当日に、しかも本人に聞くのかお前は」


火影様は持っていた書類から視線を外し呆れたような視線を私に送る。

だが声音はどうも機嫌良さそうで眉間にしわも寄っていない。


「えへへ、すみません」

「まったく。まぁ、私は祝ってくれる気持ちだけでも十分嬉しいよ」

「やだ火影様男前」

「ふん、褒めるな」


火影様はそう言って口角を釣り上げにやりと笑う。

あぁ、本当にこの人は男前だ。彼女が男だったらよかったのに。そしたら結ばれただろうに。

たぷんと揺れる胸さえ今は憎たらしい。いっそのこと潰してやりたい。


「あ、そうだ」


有言実行。出来るはずもない。

思うだけならタダだ。こっそりため息と一緒に私は笑う。


「飲み行きません?私奢りますよ」


一緒にいられるだけでも、今は幸せだしね。

2012/08/02(Thu) 02:56 

◆転生じゃない、成り代わりだったんだ/2 


私はイタチだったんだ。私が今生きているポジションは、イタチだったんだ。転生じゃない、成り代わりだったんだ。

そう気付いた私は、彼の存在を消してしまった罪悪感に毎日押しつぶされそうになった。

私がいなければイタチは存在出来たのに。私がこの世界に来てしまったばっかりに、彼はいなくなってしまったのだ。

悲しみに暮れる私だったが例の任務を受けて、心はかたまった。

殺すんだ、お父さん、お母さん、……サスケ。



「……ゲホッ、ゴホッ、ッ、ッハ」



重い。重い。なんだこれは、苦しくて切なくて何度呼吸しても苦しみから抜け出せない。


「……イタチ……」


あなたはこんな苦しみを、味わっていたんですね。


任務のことを考えると勝手に溢れ出てくる涙に、唇を噛み締めれば、廊下から誰かの足音が聞こえてきた。


…これは、サスケか。


すぐに涙を拭い私は慌てて麩にむけて背を向けた。

イタチの弟。イタチが愛した弟。

……私がこの存在を、抱いてもいいのだろうか。

足音を聞きながらぼーっと考えれば、やがて麩が開かれる。


「姉さん!」


本来なら兄さん、だったのに、。

2012/08/01(Wed) 20:53 

◆ペイン←女主←仮面 


あの人は私の全て。私を生かしてくれた人。私の運命を紡いでくれた人。私を唯一欲してくれた人。

だから私は、ペイン様をただ慕う。


「哀れだな」


でもそうすると、仮面の男がいつも笑う。仮面で表情は見えないけどきっと見下した表情を浮かべているのだろう。

そんなもの知るか。私はフンと鼻を鳴らし仮面の男を同じよう見下した表情で見返してやった。


「なあに、トビさん」

「ペインにお前の想いは届かんぞ」

「小南さんがいるから?私はあの人に負けるつもりはない」

「そうではない」


じゃあなに。仮面の男が何を言いたいのか分からず、苛立ったように眉間にしわを寄せた。


「お前はペインに、どう思われているのだろうな」

「…口には出さないけど、それなりに大切に思ってるはずよ。私を置いていけば良かったのに、わざわざ暁に入れたんだもの」

「そう思うか」

「そう思うわ」


ハッキリ答える。

だって、あの時ただのお荷物だった私をペイン様はわざわざ連れ帰ったのだもの。

寡黙な方だが、きっとそれなりに思ってくれているはずだ。

ハッキリそう言えば仮面の男はますます可笑しそうに喉を鳴らす。笑い声をこらえるかのような、不愉快な音。


「そうか、そうか、」

「…なに笑ってるのかしら」

「いや、そうだな、お前のそういうとこは嫌いではない、むしろ好意的に思う」

「貴方が私をどう思ってるかなんて興味ないわ」

「クク、勝気な女よ」

「褒め言葉として受け取っておく」

「そうだな、そうしておけ」


くつくつ喉を鳴らす仮面の男は愉快そうな声音で言うが私はどうもそれが気に入らない。

一体何がおかしいのか。わけが分からない。むかついて一発殴ってやろうかと考え始めた頃、仮面の男は言った。


「まぁ、お前が崩れ落ちた時、側にいるのは誰なのだろうな」


そんなふうに意味深に言うもんだから私は即座に「ペイン様」と答えた。また笑われた。腹立つ。殴る。

2012/08/01(Wed) 17:59 

◆怪我しちゃったよ角都さん! 


「暑苦しい…包帯の中が蒸れる…」

「怪我をするお前が悪い」

「そんなこと言ったって角都さん…包帯やばいです、中がもう、蒸れて蒸れて…」

「嫌ならば怪我をするな」

「そうなんですけどー…」

「金を包帯に使うなど勿体ないだろう」

「自分のお金で買ったんだから角都さんには関係ないでしょ」

「…」

「…なんですか、まだ文句あるんですか」

「…怪我をするな」

「もう今更ですってそれー」

「…」

「はぁ、まったくやだなぁ」

「…」


---------------------

おじいちゃんになっても心配を上手く伝えられない人だったらいいなぁっていう妄想

2012/07/31(Tue) 19:16 

◆サスケ君と女の子 


「がんばる、がんばりたい、けど、話しかけるなんて、そんな、むり」

「おい」

「でもまずは話せなきゃ、話すことから始めよう」

「そこどけ」

「今日の任務で、おはよう!って言うんだ、そう、言わなきゃ・・・」

「てめェ聞いてんのか」

「このね、サスケ君の声をね、今日こそは・・・」

「おい」

「・・・・・・、はぎゃあさささサスケ君!?!」

「カカシが呼んでる」

「え、あ、カカシ先生が??」

「あぁ」

「あ、そう、なんだ・・・」

「・・・」

「あ、てか、てかね」

「・・・」

「その、えっと」

「早く言え」

「あ、ごめ、えと、好きです!!」

「・・・」

「・・・え」

「・・・」

「・・・ま、間違えましたうわああああん!!」

「あ、おい、どこ行くんだ、カカシが・・・・・・ッチ」

2012/07/29(Sun) 14:34 

◆ナルトと女の子 


「ナルトってサクラのこと大好きだよねー」

「ブッ!な、なななな、なんだってばよ急に・・・」

「あんな冷たくされてよく好きでいられるよね。笑える」

「そういうお前こそサスケ大好きじゃねえか!!」

「ブッ!な、なななん、なにいってんの、おま、」

「隠してても分かるってばよ、ふん」

「そそそ、そんなの、んんんなわけな、ちが、ちがうから!」

「顔真っ赤ー」

「うううるさい!別に、サスケ君は・・・その、えっと、」

「サスケは?」

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・ナルトの方こそ!あんた絶対脈無しじゃん!サクラにひっつきすぎ!こわい!おかしいよ!」

「は、はああああ?!なんだよそれ!お前こそ、まともに話せたことねぇくせになんでサスケのこと好きなんだよ!!」

「そ、そんなのッ、好きになっちゃったんだからしょうがないじゃん!」

「俺もそうだってばよ!!」

「・・・」

「・・・」

「・・・好きに、なっちゃったんだもんね・・・」

「・・・好きに、なっちゃったもんなあ・・・」

「・・・お互い頑張ろうね、ナルト」

「・・・おう。お前も頑張れよ」

「うん・・・頑張る。がんばん、なきゃ・・・」

「だよなあ・・・うん、頑張るってばよ」

2012/07/28(Sat) 04:19 

◆アイラブユーを自分なりに訳す 


▼飛段


「ううーん」

「なにやってんだァ?」

「あ、飛段さん」

「宿題か?偉いじゃねぇか」

「や、宿題なんですけどお・・・」

「あ?」

「なんか、アイラブユーを自分なりに訳せっていう宿題で・・・」

「んだよそれ」

「や、愛してる、以外で、自分なりの言葉で考えろって」

「変な宿題だなァおい」

「でしょう」

「愛してる以外って…どういうこった」

「さあ…愛を表す言葉?みたいな」

「ふーん」

「飛段さんならどう訳します?」

「俺そういうの得意じゃねぇんだよなァ…」

「あーでしょうね」

「あ?!どういう意味だそれは」

「や、自分で言ったじゃないですか・・・」

「くそ、待ってろ、今考える」

「おお」

「・・・」

「・・・アイラブユー、アイラブユー、愛してる・・・・・・愛してるから、お前は、俺の、もの・・・」

「すごい思考回路ですね」

「お!これだ、俺のものになれ的な」

「わー・・・」

「んだよ」

「いや、まあ、飛段さんらしいですね」

「褒めんなよ」

「や、褒めたつもりじゃあ・・・」

「ゲハハハハァ!アイラブユー!お前は俺のものになれ!これで良いじゃねぇか」

「まあ、思い付かないんでそれで」

「おう!」

「あいらぶゆー・・・俺の、ものになれ・・・・・・」

「アイラブユーの意味が『俺のものになれ』なんて洒落てね?よし、今度からこれ使お」

「キャバでですか。ソープでですか。スナックでですか」

「ぶっ!ちちちちげぇよこのクソガキ!」

「口説く相手が風俗嬢って、飛段さんも報われない恋してますね」

「うっせ!!!」

2012/07/28(Sat) 04:06 

◆アイラブユーを自分なりに訳す 


▼デイダラ


「あいらぶゆー」

「・・・なんだよ急に」

「や、英語の宿題でこれを自分なりに訳せって出てさ」

「なんだそれ」

「ね、わけわかんない」

「愛してる、じゃだめなのか・・・うん」

「だめだって。自分なりの言葉で訳せ、だって」

「変な宿題だな、それ」

「でしょう。

・・・デイダラ君はどういう風に訳す?」

「は?オイラ」

「そう、オイラ」

「んなもん知るかよ・・・うん」

「いや芸術家っぽく訳してよ」

「芸術家っぽく?あー、そうだな・・・」

「(ちょろい)」

「・・・」

「・・・」

「・・・一生離さない、とか」

「なにそれ」

「うっせぇなあ!案外思い付かないもんなんだよ!うん!」

「はー・・・でも思い付かないからそれ採用」

「おいてめ」

「デイダラ君にそんなこと言われてときめかない女の子はいないだろうね」

「・・・まじか」

「うん」

「・・・じゃあ」

「ん?」

「アイラブユー」

「・・・」

「・・・」

「・・・ん?え、なに?」

「・・・なんでもねえよ!!!ッチ!!!」

「え、いや、え、なに今の」

「なんでもねぇって!」

「え、一生離さないってこと?」

「・・・」

「・・・わあ、ときめいた」

「ほんとかよ」

「うん」

「・・・フン」

「あ、どうしよう、あ、え」

「なんだよ」

「うれしい」

「・・・・・・」

「デイダラ君顔赤い」

「てめぇもな、うん」

「お互い様だね」

「・・・な」

2012/07/28(Sat) 03:52 

◆カンクロウ君と教師 


「カンクロウ君」

「・・・あんたは、確か我愛羅の担任の・・・」

「こんにちは。あの、今日我愛羅君休んだでしょう?プリント渡して欲しいんだけど良いかな」

「別に構わねぇけど」

「じゃあお願いするね」

「あぁ」

「本当はテマリさんを探してたんだけど見当たらなくて、カンクロウ君がいてくれて良かったよ」

「たまたま職員室に用事があったから」

「そっか」

「・・・」

「ん?どうかした?」

「・・・いや、なんでもないじゃん」

「なにそれ」

「我愛羅から聞いた話を思い出しただけだから気にすんなじゃん」

「え、なにそれ」

「黒板消し、ドアにひっかけるやつ。あれ引っかかったんだって?」

「・・・・・・」

「ナルト達の悪戯に見事引っかかってるらしいじゃん」

「・・・あの子達は活発すぎるの・・・」

「なめられてるじゃん」

「・・・そうかもねえ」

「・・・まあ気にすんな」

「ええ?」

「皆あんたのこと気に入ってやってんだから」

「いじりやすいから?」

「それもあるかもじゃん」

「えええ・・・」

「まあ頑張れよ。じゃあ」

「あ、うん、じゃあね。頼んだよ、カンクロウ君」

「あぁ」

2012/07/28(Sat) 03:42 

次の10件→
←前の10件
[TOPへ]
[カスタマイズ]



©フォレストページ