永久の幻想

□第一章〜永遠亭の若き医師〜
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俺がこの屋敷で目を覚ましてから二週間がたとうとしていた

あの日は、傷を癒すために飲まされた薬の副作用と疲れにより再び気を失ってしまい

その翌日、八意さんからしばらくここで暮さないかと言われ、その言葉に甘えている

その日は永遠亭の住人達に自己紹介をした

まずはこの永遠亭の主人である

『蓬莱山 輝夜』

まあ要するにニートだった

次に俺の治療をしてくれた

『八意 永琳』

かなり凄腕の薬師だ

三人目は例のうさ耳を付けた少女

『鈴仙・優曇華院・イナバ』

八意さんの弟子で日ごろから世話になっている

最後にこの二週間の悩みの種

『因幡 てゐ』

自己紹介をした次の日に落とし穴に俺をはめた張本人

この四人が永遠亭の住人達

俺がこの幻想郷という世界で知る唯一の人物たち

それぞれが個性的な面々で、この二週間退屈したことはない

二週間たった今でもこの世界に来た原因やなぜ重症を負っていたのかなどは思い出せない

がそれ以外のことは覚えていた

まず自分の名前は

『鳳仙 命』

年齢は21歳で一人暮らし

両親は俺が中学二年の時に交通事故にあい死んだ

職業は医師で、これでも天才なんて呼ばれていたりもした

高検を取って16歳で大学に入りその後4年の在学期間中に医学の勉強と実際の病院での研修を終えれば当然のことだろう

そんなこんなで最近は特殊な例の手術を任されたりして忙しい日々が続いていた

整理するとこんなところだろう

ちなみにこの二週間でわかったことがこれだけなのが悲しいところだ・・・
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