一滴

□指先
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触れる事は叶わない


姿を見る事も出来ないけれど



君は確かに此処にいる




現実だ



君が笑うのが分かる



君の心の色が見えるよ




現実よりリアリティーを増した別世界で



後戻り出来ないくらいに



互いを知り過ぎてしまったね



もしも



君に触れる事が出来たなら



指先だけでも



触れられたなら



きっと泣いてしまう




流れる涙は


嬉しいからかな



それとも



哀しいからかな
 

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