華咲く乙女の運命
□-伍-
2ページ/2ページ
「わかった。今、行く。」
扉の方に向けていた顔をこちらに向けて言った。
「今日はもう遅い。寝とけ…」
そういい放ち扉の方に歩きだす男。
『あ、すみません…』
「あ?」
こちらに顔だけを向ける。
『あの…お名前は?』
「名か…?」
一瞬驚いたような顔をしたが、すぐに妖しい笑みを浮かべこう言った。
「トラファルガー・ローだ。」
そう言い部屋の外に出ていった
トラファルガー・ロー。
外国の人…?
可笑しな人。
でも、
俺に興味があるなんて…
可笑しな女だ。
にしても、
“どこかでみたような……”
恩人-オンジン-