鏈の愛音
□幕開け
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「会っていきなりチビとは…いい度胸してんじゃねぇの?」
あの後,レナの“チビ”という言葉にぶちキレたエドをアルが必死に押さえていた…のだが,
当の本人はまだ気にしているようでレナに対してまだ毒を吐いている。
「其方こそ,それほどのことでキレるとは…単細胞にも程があるのでは?」
そんなエドの態度が気に食わなかったのだろうか。
レナも吐き捨てるように台詞を零す。
…─2人の間に火花が見えた気がしたのはきっと気の所為,ということにしておこう。
「なっ!?単細胞って…なんでそうなんだよっ」
「本当のことでしょう?チビ。」
「チビ言うなあああ!!!!」
っとまぁ,そんな具合にどんどん険悪な雰囲気に進んで行く2人だったが,
「2人ともいい加減にしなさい貴女達。」
「「い゛ッ!?」」
ベシっと情けない音を立ててエドとレナの頭を叩いた書類の束。
…を持ったリザ・ホークアイによって2人の言い争いも止まった。
リザの手が銃のホルダーに伸びた事によっな空気は更に凍りつき,
エドもレナもサアアアアアアっと顔を青くする。
「「すすすすすすみませんでしたっ…」」
...2人が同時に謝ったのは言うまでも無い。
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