novel(にゃんこ)

□僕の手
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佳主馬君が東京に遊びにきた。

多分そんな設定…。


『僕の手』


そろそろ夕飯時って時に限って使おうと思っていた調味料が切れてたりする事ない??
例えば、お醤油だったり…。

お醤油くらい買い置きしといてよ、母さん。

あると思ってたのに、その小さな醤油さしの分しかないって…。

「ごめん、佳主馬くん。お醤油切れたから買ってくるね、だから少し待ってて」

うん、ここまではお醤油が無いってだけで別にどうでもいいんだ。正直。
この後…。この後が問題なんだ。

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「ただいまぁ」

リビングを抜け、キッチンへ行くとそこに佳主馬くんが居てね…

手を痛そうに押さえてるんだ。赤い液体を滴らせながら…
血の気が引くってまさに、コレ。

「あ、おかえり、お兄さん。ちょっとヘマしちゃって…」

「なぁぁぁぁぁぁ!!!!!佳主馬くんの手、手が!!僕の手が!!!!!?」



「は?オレの手なんですけど。ってか包丁で切ったのオレ…」

「ちがうの!!佳主馬くんの手は僕の!!ってか、怪我とかありえないよ!!!」

「お兄さん…落ち着きなって。というか何ジャイ●ニズム宣言とかしてるの?」

佳主馬くんの手ってそりゃもう指の作りとかキレイで、指の節も太くなくってすっとしてて
指も長くて本当に…!!!
ってモンモンとしてると佳主馬くんに見てないで何か消毒するものとか持ってきてよ、と冷静にあしらわれる。


「もう包丁禁止ね。僕がご飯つくるから!!」



↑↑↑
以上、手フェチアタフタ健二でした。ま、タダの紳士(変態)さんだっていうねww
相方さんが「健二って手フェチだ!」と断言なさってて、こんな風に。
まさか、こんな紳士(変態)さんに書き上げられるとかねww

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