詩
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世界が終わる日…
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私の世界は今日で終わる。
山積みの思い出と勉強道具を、机にぶちまけてみた。
その行動に意味はないけど、なんだか気が楽になる。
扉を開けた。
高い、高いその場所は、ひたすらに蒼い空しか見えなくて、気分がよくなった。
周りに邪魔な建物は何一つ見当たらない…
「…気持ちいいなぁ…」
フェンスを乗り越える。
もっともっと、空に近寄りたかった。
背伸びをした、顔を真上に向けた、靴が落ちた…
(世界が終わる時、私は空に憧れた)
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